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ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2020

ウィーンにあるウィーン・フィルのチケットセンター

これは、念願というよりも執念というべきか。

海外からの来日公演が軒並みキャンセルされる中で、公演日の直前までどうなるか判らなかった

ウィーン・フィルの来日コンサート。

クラシックのイチ音楽ファンとしては、嬉しい気持ちでいっぱいであるものの、

この公演の実現のために、費やされた時間と労力、外交的政治的な駆け引きを考えると、

ウィーン・フィルだから実現できたのであって、他の来日アーティストは? 国内の公演は?

という少々複雑な気持ちになる。

ウィーン・フィルにとっても、拠点であるウィーンでの公演はスタートしていたものの、

活動していく上で、重要な資金源である海外ツアーが無くなることによる

財政的打撃は計り知れないと言われていただけに、

この来日コンサートについては、是非ものであったことは間違いない。

事実、通常アジアツアーといえば、日本のみならず中国、台湾などでも公演していたはずが、

今回は「日本」だけ。

ここ数年、ウィーン・フィルだけに限らず、ベルリン・フィルなど多くの来日桶は以前に比べて、

日本での公演実績よりも、中国や台湾にその軸足があったように感じられるが、

今回のウィーン・フィルの来日公演は、その点において、日本におけるクラシック音楽ファンが

確実にいる、ということ。日本で公演をやれば、期待しうるリターン(利益)を得られる、という

確証があったのだと思う。

それを支える多くの協力者(聴衆)の存在を忘れてはいけない。

果たして、このジャパン・ウィーク以後のウィーン・フィルはどうなるのだろうか?

12月上旬まで発動された、オーストリアにおけるロックダウン。イベントも

すべて中止となる中で、いよいよ、1月1日のウィーン・ニューイヤー・コンサートまで

秒読みとなる。

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