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”私が「音楽の旅」を創る世界に飛び込んだ理由 ”

2021年1月18日

私が「音楽の旅」を創る世界に飛び込んだ理由

私が「音楽の旅」の世界に飛び込んだ理由 ”SITツアー” から ”音楽の旅” へ

私が「音楽の旅」を創る世界に飛び込んだ理由

皆さんは『SITツアー』という言葉をご存知ですか?? 

SITツアーとは「Special Interest Tour」の略で、特定の趣味や関心をテーマにした旅行のことです。

この種のツアーは、音楽、スポーツ、芸術など特定のテーマに焦点を当てたもので、

旅行業界では一般的です。私が特に注力しているのは、クラシック音楽を中心とした

SITツアーで、この分野において17年以上の経験を積んできました。

もともと大学で音楽学を専攻していた私は、卒業後は研究職につきたいと考えていました。

と同時に、高校の頃からヨーロッパとそこで暮らす人々にも強い興味をもっていて、

音楽の道を志すのと並行して、国境を超えた人々との繋がりを求めてヨーロッパ14カ国

約40人の友人と手紙のやりとりをして交流を深めていました。

大学3年のときにフランス、オーストリア、ハンガリーを訪れ、約3週間の旅を実現。

大学4年のときには、スペイン、ポルトガル、ドイツに約1ヶ月半滞在、

各地で暮らす友人たちを訪ねながら一人旅を経験しました。

そうするうちに、音楽と旅行というテーマこそが自分のライフテーマだ!と決意し

それなら旅行会社に就職して、音楽をテーマにしたツアーを作ろう!! と思い立ったわけです。

・・・しかし、当時は就職氷河期まっただ中、旅行会社なんて買い手市場でしたので、

新人で音楽専攻の人間なんか雇うなんて会社はなかなか無く現実は相当厳しいものでした。

かといって他業種は考えるつもりもなく、地道に就職活動を続けていました。

やがてそんな私が出逢ったのが、社員数名の業務渡航専門の旅行会社。

そこで約8年間、旅行業の基礎を覚えながら正確にスピーディに依頼された仕事を誠実に

やっていく、ということを学びました。

その後、現在の会社(郵船トラベル)に出逢い、SITツアーのテーマのひとつ「音楽の旅」に

特化した仕事に携わるようになりました。郵船トラベルの音楽の旅は50年近い歴史をもつ

海外音楽ツアーの草分け的存在です。

私も中途入社後、営業から企画、販売から添乗まで幅広い経験を積みながら、海外オペラ鑑賞、

コンサート鑑賞のツアーを創ってきました。

訪れたことのある海外のオペラ座・コンサートホールも2006年以降、現在まで50ヶ所近くに及びます。

私のミッション

私が「音楽の旅」を創る世界に飛び込んだ理由

私が旅行業界に携わりはじめた1998年以降〜コロナ前の2019年までの間、日本から海外への

出国者数は年間およそ1,500〜2,000万人。

米国同時多発テロやSARSなどの影響は受けつつも、着実に増えてきました。

その一方で、インバウンドに関しては旅行業界に大きな時代の変化をもたらしました。

1998年の訪日旅客数はおよそ400万人。その後、2012年までは600〜800万人の間を

ウロウロしていましたが、2013年以降、年々増加し2019年には3,100万人を超えました。

時代の流れとともに、以前と全く同じ感覚・価値観ではいられなくなりましたけど、

「旅行業に関わる一個人」としてのアイデンティティは失われていない、と感じています。

今やSITツアー以外にも「旅」のカタチは様々な広がりをみせています。

それほど時代の流れとともに旅のカタチも多様化してきた、ということ。

「旅行会社にすべてをお任せする旅」「個人で好きなようにアレンジする旅」という

従来どおりの選択肢もあるでしょうし、

一方で、旅のコノ部分は旅行会社に頼んでアレンジし、アノ部分は個人でアプリを

使って組み立てる。旅のひとつひとつのパーツを自由自在に組み合わせてカスタマイズ

することができる時代にもなりました。

こんな多様性の時代に、旅好き、音楽好きな皆さんにとって、私の経験が少しでも

役に立ち、人生を豊かにすることができるならとても嬉しく思います。

そして、さらにいつか本場のオペラ座・歌劇場でオペラを観たい、コンサートを聴きたい!」

いう人達が1人でも増えて欲しいという願いも込めて、旅のヒントになるようなチケット事情や

ドレスコード、服装に関するコラムなども書いてきました。

2023年からは音楽ライフスタイルコーチとして、座学だけでなく、実際に劇場へでかけて

オペラを鑑賞することで学べる実践的なアプローチとして「旅するオペラ」もスタートしました。

旅と音楽を通じて、多くの人々が互いに関わり合い、人生の豊かさを感じることができること。

そして、特別な体験と、心に響く深い感動に出逢えるような機会をつくり

マネジメント&プロデュースすること。それが私のミッションです。

Musik Travelers (中田聡子)

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